中学生の英語塾おすすめ10選！失敗しない選び方と料金を解説

「子どもの英語の成績がなかなか上がらない…」「高校受験に向けて、本格的に英語の対策を始めたいけど、どの塾がいいのか分からない」

中学生のお子さんを持つ保護者の方で、このようにお悩みではありませんか？

中学校の英語は、小学校の時とは比べものにならないほど難易度が上がり、つまずきやすいポイントも増えてきます。苦手意識がついてしまう前に、あるいは高校受験で英語が武器になるように、塾でしっかり対策したいと考えるのは自然なことです。

しかし、いざ英語塾を探し始めると、集団指導や個別指導、英語専門塾や総合塾など種類が多く、どこがお子さんに合っているのか迷ってしまいますよね。

そこでこの記事では、中学生のお子さんのための英語塾選びで失敗しないためのポイントを、専門家の視点から分かりやすく解説します。

おすすめの英語塾10選をはじめ、目的別の選び方や料金相場まで、あなたの知りたい情報がきっと見つかります。ぜひ最後まで読んで、お子さんにぴったりの英語塾を見つけるための第一歩にしてください。

中学生におすすめの英語塾10選

それでは早速、中学生におすすめの英語塾をご紹介します。まずは、今回ご紹介する塾を一覧で比較してみましょう。それぞれの塾の強みや特徴を把握して、お子さんに合いそうな塾を見つける参考にしてください。

中学生向け英語塾おすすめ比較一覧表

※月謝は学年やコース、地域によって異なります。正確な料金は各塾の公式サイトをご確認ください。

【集団指導】おすすめ英語塾5選

集団指導は、ライバルと切磋琢磨しながら学べる環境が魅力です。ここでは、特に実績やカリキュラムに定評のある5つの塾をご紹介します。

河合塾Wings 大学受験で有名な河合塾が運営する、高校受験専門の塾です。質の高いオリジナル教材と、厳しい採用基準をクリアしたプロ講師による授業が特徴。難関高校を目指す生徒が多く、高いレベルの環境で英語力を伸ばしたいお子さんにおすすめです。（参考：https://www.kawai-juku.ac.jp/wings/）
早稲田アカデミー 「本気でやる子を育てる」というスローガンのもと、熱意あふれる指導で生徒のやる気を引き出すことで知られています。特に難関私立・国立高校の合格実績はトップクラス。競争の中でこそ力を発揮できるタイプのお子さんに最適です。（参考：https://www.waseda-ac.co.jp/）
臨海セミナー 地域密着型の指導で、各中学校の定期テスト対策に強いのが大きな魅力です。内申点アップを目標に、学校の授業内容をしっかり定着させたい場合に頼りになります。比較的リーズナブルな料金設定も保護者には嬉しいポイントです。（参考：https://www.rinkaiseminar.co.jp/）
ECC外語学院 英会話スクールとして有名ですが、中学生向けのコースも充実しています。「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく伸ばすカリキュラムが強み。高校受験だけでなく、英検対策や将来使える実践的な英語力を身につけたい家庭に選ばれています。（参考：https://www.ecc.jp/）
駿台中学部 最難関の高校・大学受験を見据えた、非常にハイレベルな指導を行う塾です。大学受験のノウハウを活かした先取り学習で、圧倒的な学力を養成します。将来的に東大や京大、医学部などを目指す高い志を持つお子さんに向いています。（参考：https://www.sundai-net.jp/frog/）

【個別指導】おすすめ英語塾5選

個別指導は、一人ひとりのペースや苦手分野に合わせてきめ細やかなサポートが受けられるのがメリットです。

東京個別指導学院 ベネッセグループならではの豊富な情報量と、一人ひとりに合わせたオーダーメイドのカリキュラムが魅力です。丁寧なカウンセリングで学習計画を立て、目標達成まで伴走してくれます。勉強のやり方から指導してほしいお子さんや、自分に合ったペースで進めたいお子さんにぴったりです。（参考：https://www.kobetsu.co.jp/）
個別教室のトライ 家庭教師のトライで培ったノウハウを活かした個別指導塾です。AIによる学習診断で苦手分野を正確に特定し、効率的な学習プランを提案してくれます。完全マンツーマン指導で、分からないことをその場で解決できるため、英語に苦手意識があるお子さんでも安心です。（参考：https://www.kobekyo.com/）
明光義塾 全国に教室を展開する個別指導のパイオニアです。講師が一方的に教えるのではなく、生徒自身が「分かったこと」を自分の言葉で説明する対話式の授業が特徴。自分で考える力と表現力を養いながら、学習内容の定着を図ります。（参考：https://www.meikogijuku.jp/）
TOMAS 講師1人に対して生徒1人の完全マンツーマン指導にこだわっている進学個別指導塾です。発問と解説を繰り返す質の高い授業で、難関校受験にも対応できる思考力を鍛えます。費用は高めですが、質の高い指導を求める家庭から絶大な支持を得ています。（参考：https://www.tomas.co.jp/）
トライ式英会話 個別指導のトライから生まれた、英会話に特化したサービスです。英語の資格を持つ日本人講師やネイティブ講師から、目的に合わせたマンツーマンレッスンを受けられます。スピーキングやリスニングを重点的に強化したい、英検の面接対策をしたいといったニーズに最適です。（参考：https://www.trygroup.co.jp/eikaiwa/）

オンライン完結型のおすすめ英語塾

時間や場所を選ばずに学習できるオンライン塾も人気です。

スタディサプリ中学講座 月額数千円という圧倒的な低価格で、プロ講師による高品質な映像授業が見放題のサービスです。英語の授業も基礎から応用、高校受験対策まで網羅。自分のペースでどんどん先取り学習を進めたいお子さんや、他の塾との併用にもおすすめです。（参考：https://studysapuri.jp/course/junior/）
オンライン家庭教師 メガスタやトライオンラインなど、多くのサービスがあります。自宅にいながら全国の優秀な講師から個別指導を受けられるのが最大のメリット。地方在住で近くに良い塾がない場合や、送迎の負担を減らしたい家庭に選ばれています。

失敗しない英語塾の選び方5つのポイント

数ある英語塾の中から、お子さんにぴったりの一校を見つけるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、塾選びで失敗しないための5つのチェックポイントを解説します。

1. 目的で選ぶ（高校受験・内申点対策）

**まず最初に、「何のために塾に通うのか」という目的を明確にしましょう。**目的によって、選ぶべき塾のタイプは大きく変わります。

高校受験対策が目的の場合 志望校のレベルに合わせた対策が必要です。難関校を目指すなら、合格実績が豊富な大手進学塾が適しています。一方で、特定の高校に特化したコースを持つ地域密着型の塾も有効です。
内申点対策が目的の場合 学校の定期テストで高得点を取ることが最優先です。通っている中学校の教科書や進度に合わせた指導をしてくれる、個別指導塾や地域密着型の塾がおすすめです。

2. 指導形式で選ぶ（集団・個別）

指導形式は、お子さんの性格や学習スタイルに大きく影響します。それぞれのメリット・デメリットを理解し、お子さんに合う方を選びましょう。

集団指導が向いている子
- 競争心があり、周りと切磋琢磨することで伸びるタイプ
- 分からないことを自分から質問できる
- ある程度決められたペースで学習を進めるのが苦にならない
個別指導が向いている子
- 自分のペースでじっくり学習したいタイプ
- 特定のアレルギー分野を重点的に克服したい
- 集団の中では質問するのが苦手
- 部活動などで忙しく、決まった時間に通うのが難しい

どちらが良いか迷う場合は、両方の体験授業を受けてみて、お子さんの反応を見るのが一番です。

3. 料金・月謝で選ぶ

塾にかかる費用は、月々の授業料だけではありません。入塾金、教材費、季節講習費、模試代など、年間でかかるトータルの費用を把握しておくことが重要です。

多くの塾では、学年が上がるにつれて料金も高くなる傾向があります。無理なく通い続けられる料金プランかどうか、事前にしっかりと確認しましょう。料金が安い塾を選ぶ場合は、なぜ安いのか（例：映像授業が中心、サポートが手薄など）を理解した上で判断することが大切です。

4. 講師の質と子どもとの相性

塾の学習効果を大きく左右するのが、講師の質と子どもとの相性です。

講師の質 学生アルバイトかプロ講師か、英語の指導経験は豊富か、などをチェックしましょう。特に高校受験対策では、受験のノウハウを持った講師がいると心強いです。
子どもとの相性 どんなに優秀な講師でも、お子さんとの相性が悪ければ学習意欲は上がりません。体験授業の際に、お子さんが「分かりやすい」「質問しやすい」と感じるかをしっかり確認しましょう。保護者の方も、学習相談に親身に乗ってくれるかといった視点で見ると良いでしょう。

5. 通いやすさ（立地・オンライン対応）

無理なく継続するためには、通いやすさも重要な要素です。

立地自宅や学校からの距離、駅からの近さ、周辺の治安などを確認しましょう。特に部活動で帰りが遅くなる場合は、安全に通えるルートかどうかが大切です。
オンライン対応 最近では、対面授業とオンライン授業を組み合わせたハイブリッド型の塾も増えています。体調不良の時や悪天候の日にオンラインに切り替えられると、学習の機会を逃さずに済みます。

指導形式ごとのメリット・デメリット

ここでは、集団指導と個別指導、さらに英語専門塾と総合塾の違いについて、それぞれのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

集団指導塾のメリット・デメリット

メリット

競争環境 同じ目標を持つ仲間やライバルがいることで、学習意欲や競争心が高まります。
料金が比較的安い 個別指導に比べて、月々の授業料が安価な傾向にあります。
カリキュラムが体系的 年間を通して体系的なカリキュラムが組まれており、効率的に学習を進めることができます。

デメリット

質問がしにくい 授業中に分からないことがあっても、タイミングを逃したり、他の生徒の手前、質問しづらい場合があります。
自分のペースで進めない 授業は決まったペースで進むため、苦手な単元でつまずくと、そのまま置いていかれてしまう可能性があります。

個別指導塾のメリット・デメリット

メリット

自分のペースで学べる 苦手な単元は時間をかけて、得意な単元は先に進むなど、お子さんの理解度に合わせて柔軟に指導してもらえます。
質問しやすい環境 講師がすぐ隣にいるため、分からないことをその場で気軽に質問できます。
オーダーメイドの指導 定期テスト対策や特定の単元の克服など、一人ひとりの目標に合わせたカリキュ-ラムを組んでもらえます。

デメリット

料金が高い 講師が一人または少数の生徒に付きっきりになるため、集団指導よりも料金が高くなるのが一般的です。
競争心が生まれにくい 自分のペースで学習できる反面、周りの生徒と競い合う環境はありません。

英語専門塾と総合塾の違い

英語専門塾（英会話スクール含む） 英語教育に特化しているため、4技能（聞く・話す・読む・書く）をバランスよく、または特定の技能を集中的に伸ばすことに長けています。ネイティブ講師が在籍していることも多く、英検対策やより実践的な英語力を身につけたい場合に強みを発揮します。
総合塾（進学塾） 英語だけでなく、国語・数学・理科・社会の5教科を総合的に指導します。高校受験に関する豊富な情報やノウハウを持っているのが最大の強みです。英語の成績だけでなく、他教科とのバランスを取りながら全体の学力を上げて、志望校合格を目指す場合に最適です。

目的別のおすすめ英語塾のタイプ

お子さんの目的によって、最適な塾のタイプは異なります。ここでは4つの目的に分け、それぞれにおすすめの塾のタイプをご紹介します。

高校受験対策に強い塾

難関校や公立トップ校を目指すなら、**合格実績が豊富な大手進学塾（河合塾Wings、早稲田アカデミー、駿台など）**が第一候補になります。これらの塾は、入試問題の分析力や受験情報、質の高い教材など、合格に向けたノウハウが豊富です。

学校の授業・内申点対策向けの塾

内申点アップには、定期テストの点数を上げることが不可欠です。**学校の教科書に準拠した指導や、過去問を使った対策を行ってくれる地域密着型の塾（臨海セミナーなど）や、個別指導塾（東京個別指導学院、明光義塾など）**が向いています。

英検対策や4技能を伸ばしたい方向けの塾

高校入試では、英検などの資格が優遇されるケースが増えています。また、将来使える英語力を身につけさせたいと考えるご家庭も多いでしょう。その場合は、**ネイティブ講師が在籍し、スピーキングやライティングの指導が充実している英語専門塾（ECC外語学院、トライ式英会話など）**がおすすめです。

英語が苦手な子向けのサポートが手厚い塾

英語に苦手意識を持ってしまったお子さんには、まず「わかる」喜びを感じさせることが大切です。**基礎の基礎から丁寧に教えてくれる、質問しやすい雰囲気の個別指導塾（個別教室のトライ、東京個別指導学院など）**や、少人数制のクラスがある塾が良いでしょう。

中学生向け英語塾の料金相場と費用

塾選びにおいて、費用は非常に重要な要素です。ここでは、中学生向けの英語塾にかかる費用の内訳と相場について解説します。

入塾金・授業料・諸経費の内訳

塾にかかる費用は、月々の授業料だけではありません。主に以下の費用が発生します。

入塾金 入塾時に一度だけ支払う費用です。相場は10,000円～30,000円程度ですが、キャンペーンで無料になることもあります。
授業料（月謝） 毎月支払う中心的な費用です。指導形式や通う日数によって変動します。
諸経費 教材費、施設維持費、模試代などが含まれます。半期ごとや年一括で請求されることが多いです。
季節講習費 夏期講習、冬期講習、春期講習など、長期休みに実施される特別講座の費用です。参加は任意の場合が多いですが、受験学年では必須となることもあります。

【指導形式別】月謝の料金相場

英語（週1回）で通う場合の、指導形式別の月謝相場は以下の通りです。

集団指導塾 月謝の相場は約15,000円～25,000円です。難関校向けのコースは高くなる傾向があります。
個別指導塾 月謝の相場は約20,000円～35,000円です。講師1人に対する生徒の人数が少ないほど（1対2より1対1）、料金は高くなります。

料金が安い塾を選ぶ際の注意点

料金が安いことは魅力的ですが、安さだけで選ぶのは禁物です。なぜ料金が安いのか、その理由を確認しましょう。

例えば、映像授業がメインで質問対応のサポートが少ない、講師が経験の浅い学生アルバイト中心、といった理由が考えられます。お子さんの学習に必要なサポートが十分に受けられるかどうかを見極めた上で、総合的に判断することが大切です。

英語塾に関する中学生の保護者のFAQ

最後に、中学生の英語塾に関して保護者の方からよく寄せられる質問にお答えします。

Q. 英語塾にはいつから通うべき？

A. 目的によりますが、苦手意識が芽生え始める中学1年生の後半や、高校受験を意識し始める中学2年生の夏休みや冬休みから通い始めるケースが多いです。

英語が苦手な場合は、できるだけ早く、つまずいた単元までさかのぼって学習を始めるのが効果的です。得意な子であれば、よりハイレベルな内容に挑戦するため、あるいは受験対策を本格化させるために中学2年生～3年生で入塾するのも良いでしょう。

Q. 英語だけで通える塾はありますか？

A. はい、多くの塾で英語1教科のみの単科受講が可能です。

総合塾であっても、コースによっては単科受講のプランが用意されています。英語専門塾や英会話スクールはもちろん英語のみです。まずは気になる塾に、単科受講が可能かどうか問い合わせてみましょう。

Q. 体験授業で確認すべきことは何ですか？

A. 体験授業は、塾の雰囲気や指導方法がお子さんに合うかを見極める絶好の機会です。以下の点を確認しましょう。

授業の分かりやすさ お子さんが「先生の説明が分かりやすい」と感じるか。
教室の雰囲気 集中して学習できる環境か、質問しやすい雰囲気か。
講師との相性 お子さんが講師に対して親しみや信頼感を持てるか。
他の生徒の様子（集団指導の場合） 生徒たちの学習意欲は高いか、授業態度は良いか。

体験後には必ずお子さんの感想を聞き、本人が「ここなら頑張れそう」と思えるかどうかを最も重視してください。

Q. 東京でおすすめの英語塾はどこですか？

A. 東京には数多くの優れた英語塾がありますが、目的によっておすすめは異なります。

難関高校受験なら 早稲田アカデミー、SAPIX中学部、駿台中学部、鉄緑会などが圧倒的な実績を誇ります。
都立高校受験や内申点対策なら ena、臨海セミナーなどの地域密着型塾や、東京個別指導学院のような個別指導塾が手厚いサポートで定評があります。
4技能や英会話を伸ばすなら ECC外語学院やシェーン英会話、ベルリッツなどの英語専門塾がおすすめです。

お住まいのエリアや志望校に合わせて、これらの塾の教室を探してみるのが良いでしょう。

まとめ

中学生のお子さんのための英語塾選びは、高校受験やその先の将来にも影響する重要な選択です。

この記事で解説した、失敗しないための5つのポイントをもう一度おさらいしましょう。

目的を明確にする（受験か内申か）
指導形式をお子さんの性格に合わせる（集団か個別か）
料金はトータル費用で考える
講師の質と相性を重視する
無理なく通える場所を選ぶ

たくさんの情報をご紹介しましたが、最終的に一番大切なのは、お子さん自身が前向きに通える塾であることです。

まずはこの記事を参考に2～3校の候補を絞り、ぜひお子さんと一緒に体験授業に参加してみてください。実際の授業や教室の雰囲気を肌で感じることで、きっとお子さんにぴったりの英語塾が見つかるはずです。

「ここなら頑張れそう！」とお子さんが思える塾を見つけて、英語を得意科目にしていきましょう。